Macくんとパソコンくんよりキクチモモコ(学生)のインパクト

去年からネット上でも賛否両論のAppleのCMだが、先日ITmediaにこんな記事があった。

だが、以前から直接比較広告が嫌われている日本の文化では、力を誇示することは無礼に映る。そこで、昨秋から放送されている日本版のCMでは、ラーメンズという2人の日本人コメディアンを起用して微妙に変化を加え、MacとPCはそれほど変わらないという点を強調している。パソコンくんを間抜けに、 Macくんをかっこよく見せる衣装の代わりに、パソコンくんは地味なビジネススーツを、Macくんは週末に着るような服を着て、個性の違いよりも職場と家庭の違いにハイライトを当てている。このシリーズの最初のCMでは、Macくんがパソコンくんに「ワーク」というニックネームをつけてさえいる。

日本版では、パソコンくんのボディランゲージにユーモアがあふれている。パソコンくんがMacくんの肩に触れたり、ウイルスから逃げようとMac くんの足下に隠れたりすると、Macくんは当惑したような顔をする。「パソコンくんは常に友だちのように接近してくるが、Macくんは友好的ではあるがイライラしたような様子でそれを拒否する」と東京のブランドコンサルティング会社Information Architectsの創設者オリバー・リーチェンスタイン氏は語る。「西欧のMacの広告は日本では反発を受けるだろう。Macくんは品を欠いているように見えるだろうから」

ITmedia News:「Macくんとパソコンくん」、日米文化の違いへの配慮

いやいや、結構な比較広告だと思うんだが…しかも、ちょっと中途半端な。
僕はメインはWindows環境で、表示確認や気分転換のサブ環境にMacを使う「なんちゃってWin/Mac二刀流」なのだが、一応Windowsの良いところ・悪いところも、Macの良いところ・悪いところも理解しているつもり。
そんな僕でもあのCMみたら、ニヤリとしてしまったり、いやそれ言い過ぎやろ!とツッコミ入れたくなったりしてしまうのだが、実際問題世の中の8〜9割の人はWindowsユーザーな訳で、正直あのCMを見てMac何様!!的な嫌悪感を抱く人は多い気がする。まぁ、「うわぁ、Macってやっぱりお洒落だし優れてるのねん。」って思う人もいてるだろうが。。。


実際、これだけWebアプリケーション中心の世の中になって来たら、WinだMacだとOSの違いを取りざたする時代でなくなって来たと思うのだが、その話はまた次の機会にでも。


で、そんな事を考えてたらYouTubeで昔のAppleのCM発見!!

僕はリアルタイムでは記憶にないのだが、ネットで調べたらかなり伝説的なCMらしい。

このCMよく見て欲しい。第一印象…

かなりムカツク(笑)

なにこのクネクネ!なにこの人相!!なにこのオーバーリアクション!!!
ヽ(*`Д´)ノ

だけど、これ実は罠(笑)
何度か見ているうちに楽しくなってくる。なんか常習性あるんちゃう??*1

ある意味、ここまで憎しみ込めた顔で、ここまでオーバーリアクションで、ここまでWindowsをこき下ろしてるCMの方が、何度も見ていると徐々にアメリカ的な臭いを感じて来るし、最終的には嫌悪感を通り越して爽快感すら感じてしまうから、あら不思議(笑)。


これに比べると今のMacくんとパソコンくんはすこし気恥ずかしさを感じるが故に中途半端さを感じてしまう。なんか分からんけどこそばいねん。
せっかくのラーメンズ起用が。。。orz
もっとキクチモモコ(学生)みたいに達観した方が良いんちゃう(笑)


これもYouTubeで見つけたけれど、このペプシのCMくらいしても良いかもよ。

いや、これはいくらなんでもやり過ぎか??


関連リンク:
Macくんとパソコンくん(日本)

Macくんとパソコンくん(米国)

Macくんとパソコンくん(英国)

*1:ほんまに最近この動画毎日見てるぞ…これは恋か。キクチモモコに恋したのか(笑)