石川県中能登町役場総務課苗山さんの安否を気遣う件
昨日の地震は大阪でもそこそこ揺れた。大きいなと直感した。
ちょうどPCを触っている最中だったので、揺れを感じながら「気象庁 | 地震情報」クリック。
F5連打でブラウザを何度もリロードするも日本地図は変化せず*1。そりゃそうだ。
そこで初めてTVをつけた。いくらネットが即時メディアとは言え、大規模なニュースをリアルタイムで一斉配信するのは、さすがにTVにはかなわないと改めて思い知った。いや、それが普通の人の常識か。僕があまりにネット依存で(ry
NHKが映る。
普段めったに見ない僕の部屋のTVは、つけた途端チャンネルはNHKデフォルト。
震源は能登半島の先のようだ。
その途端、先月にうぃに〜が金沢に旅行に行ったことを思い出した。
つい最近、大学時代のお友達リッコさん宅に泊めて頂いたりしたところで非常に心配になる。
僕も今から7年ほど前、まだ二人が女子大生だった頃、東三国で一人暮らししていたリッコさんの部屋に遊びに行ったことを思い出した。
何事もありませんように・・・*2
そんなことを考えながら、つけっ放しのTVを背中にPCモニタに顔を戻す。
気象庁のページはまだ何一つ更新されていなかった。
そして作業を続ける僕。
そんな最中、受験勉強さながらTVの音声をラジオのように聞いていた僕の耳に唐突に入ってきた信じられない音声。
えっ!???
事件は起こった。
よくある被災地からの電話中継だった。
中能登町役場総務課苗山さんとアナウンサーの電話でのやりとり。
が、途中で明らかに苗山さんの声が全くの別人に変わった。
にも関わらず。
NHKアナ 「…もしもし?」
偽苗山さん 「ハイッ?」
NHKアナ 「あっ、あのー…、えー、引き続き苗山さんでしょうか?」
偽苗山さん 「ハイッ?」
NHKアナ 「あ、もしもし?あの、電話の方変わられましたですか?」
偽苗山さん 「いえ代わっておりません」
NHKアナ 「あっ、あのー…、 苗山さんですね…?」
偽苗山さん 「・・・・・・」
その後に続くNHKアナウンサーの動揺した声。。。
頭に浮かぶ「?」
? ? ? ? ?
放送事故???
それは一瞬の出来事で、まるで狐につままれたようだった。
そして、昨夜。
いつものようにはてなブックマークで人気エントリーを見ていると。
さっそくYouTubeあがってる〜〜〜!!!
YouTubeにUPされている動画でその場面は2分を過ぎた辺り。
この「苗山さんは何処へ…?」事件が昨日からネット上でかなり話題に。
- 北朝鮮に連れ去られた説
- 原子力発電所の事故に言及しようとした説
- 苗山さん多重人格説
- そもそも最初から苗山さんはいなかった架空人物説
まぁネタはこの辺までにしといて。
ともかく僕が言いたいのは、TVとはまた違う面から見た即時メディアとしてのネットの可能性。
なんてったって、その日の話題の出来事がその日の内にネットに上がるんだから。こうしてブログ上で僕が聞いた摩訶不思議なシーンをたくさんの人に見てもらえるのもそのおかげ。
それはYouTubeのような動画に限った話ではなくて。例えば、昨日の地震の直後、2ちゃんねるやmixiで被災地の方からの情報発信があったのも事実な訳だし。
安否情報の確認もTVに釘付けで病院収容者情報が流れるのを待つより、SNS(例えばmixi)や特定掲示板で被災地にいてる家族や友人の安否の書き込みを探す方が早いわけで。
電話で伝わる現地の情報は1対1だけど、ネットを使うことによってテレビクルーが現地入りする前に不特定多数に瞬時に被災地情報を伝えられる。
もちろん、被災レベルによってそんな余裕のない場合があるのは重々承知だけれど、少なくともその被災地方にいる知り合いに対する心配はネットというメディアを活用することによって拭われるはずだ。
そこんとこを考えると、ケータイからのネット接続は偉大なデバイスになり得るなぁとも考えたり。もちろん災害時は通信障害などつながり難いといった物理的制限もあるだろうけれど。
めったに見ないTVをつけ、たまたま貴重?なシーンを目の当たりにし、そんなことを考えた休日。
あ、最後の締めが地震とかけ離れてしまった。
被災地の一日も早い復興、被災者の方々の一日も早い生活再建を願っております。
【追記】
「人力検索はてな」にも質問が出てた。択一の回答が興味深い。