『ケータイ』でネットを見る20代は本当に負け組なのか?
少しも落ち着いてない生活だけれど、ぼちぼちと再開。
更新頻度不確定で誰も期待してないだろうから、楽に始めよう。
とひとりごと再開。
昨日つけた自分のはてなブックマークから
衝撃だった。パソコン(PC)が使えない団塊世代以上の高年齢層の断層を「デジタル・デバイド」と呼ぶが、第二のデバイドが出現したのだ。20代の若年層である。まさか、と思うなかれ。高額のパソコンを持たない彼らは、インターネット利用を安価な携帯電話で済ませてしまう。PC族と携帯族の「デバイド」 ――それはネットにも「下流社会」が出現したことを意味する。
〜中略〜
ここに浮かぶのは「格差社会」ではないのか。PCが操作性や安定性からみて未熟な製品であることは事実だが、ホワイトカラーは当分、PCインフラに依存しなければ仕事ができない。しかしブルーカラー、あるいはフリーターは必ずしもPCを必要としない。ノートブックで十数万、デスクトップで最低7〜8万円するPCを買うカネも時間も置く場所もないのだ。彼らが20代の「PC音痴ネットユーザー」である親指族の正体なのである。
いやこの記事、あきらかに煽りすぎ。
確かに最近の『モバゲータウン』の勢いを聞いてると、ネット接続のデバイスとしての釤ケータイ”の凄まじい進化は理解してるつもり。*1
mixiもいろいろ対応してるみたいだし。はてなダイアリーも釤ケータイ”から更新できるしね。
Appleが社名からComputerを取っ払って携帯市場に殴りこみかけたのも記憶に新しいし、世界の注目の流れがmobile(ケータイ)、正確に言うと「SmartPhone」に向かってるのは理解している。*2
だけれど、この結論は明らかにミスリードだろ。*3
文中で示されているネット調査グラフに関して言えば、増え続ける団塊の世代に対して少子化の20代の分母が不確定だし、途中引き合いに出された「110」エラーコードの事件だって電話の大半が20代のような書き方をしている。「110」エラー事件はリアルタイムで知ってたけど、どこにも世代についての言及はなかったはず。
と書きつつ、ネット接続”ケータイ”派を十分理解している訳ではなくて、記事中にもあるように
親指入力でどんなに速く入力できても、10本指のキーボードにはかなわない。万人が情報を発信することで成立するネット文化が衰退し、発信力が弱いケータイ文化はひたすら大量に流される情報を消費するだけの受け身になってしまうのではないか。
と言う部分には同意かな。情報に対して受動的であれ、発信する立場には向かないなと思う。
ただ途中で、以前読んだ絵文禄のことば「ケータイ文化圏とネット文化圏の深い溝」と言う記事を思い出した。
おおまかな内容は、「結局はPCで見るネットとケータイから見るネットは違う文化圏だから棲み分けが必要」もしくは「まったく別メディアと認識しろ!」と言う非常に興味深い考察だった。
とにかく、20代と言う世代でくくって「格差社会」を持ち出すのには無理があり過ぎる気がして、腑に落ちなかったと言うひとりごとで3月スタート。